キーワード選定ってなに?
キーワード選定をやる意味は?
具体的にどうやればいいの?
こんな疑問に答えます。
ブログ記事の書き方を調べると、
よく出てくる言葉が「キーワード選定」です。
でも実際のところ
・キーワード選定をする意味は?
・初心者でもしないといけないの?
・具体的にどうやるの?
と思う方が多いんじゃないでしょうか。
この記事では、初心者でも簡単にできるキーワード選定の基本と具体的な手順をわかりやすく解説します。
キーワード選定はブログでより収益を上げるために
必須の知識なので、是非この機会に学んでおきましょう。
一度やり方を覚えてしまえば簡単ですよ。
キーワード選定とは?
キーワード選定とは、
ブログに来てほしい人が検索エンジンで調べそうな言葉(キーワード)を選ぶ作業のことです。
インターネットで何か調べるとき、上記の画像のように
検索バーにいくつか単語を入れると思いますが、まさにこれのことです。
「読者が検索するキーワード=読者の知りたいこと」
なので、読者の検索意図にあった記事を書くためにキーワードの選定をする必要があります。
キーワードの選定をしっかりやることで、
ブログの成果が大きく変わりますよ!
キーワード選定はなんで必要?
キーワード選定が必要な理由は、大きく分けて2つあります。
- 記事を書く方向性が明確になる
キーワード選定をすることで、「誰に」「どんな情報を届けたいのか」がハッキリします。
これが決まると、記事の内容がブレにくくなり、
読者が求めている情報をしっかり届けられる記事を作れるようになります。
たとえば、「ブログ 始め方」というキーワードを選んだら、
「これからブログを始めたい人」に向けた分かりやすい解説記事を書くイメージです。
- 検索エンジンで上位に表示されやすくなる
キーワード選定は、SEO(検索エンジン最適化)に直結します。
適切なキーワードを狙って記事を書くと、検索エンジンで上位に表示される可能性が高まり、
より多くの読者に記事を見つけてもらえるようになります。
キーワード選定をしないで記事を書くと、検索結果で埋もれてしまい、
せっかくの記事が誰にも読まれないこともあります。
ようするに、
「読者は何かを検索する際、キーワードを入れて検索するので、
そのキーワードの検索意図に応じた記事を作成するためにキーワード選定が必要ですよー」
ということですね。
そして、読者の役に立つ記事を書くことで検索エンジンからも評価され、
「検索上位に表示されやすくなる」ということにもつながります。
この2つの理由から、キーワード選定はブログ運営に欠かせない大事なステップです。
ブログを成功させるために、ぜひ実践してみてください。
キーワード選定のやり方の具体的な手順
ここからはキーワード選定の具体的なやり方を以下の5ステップで紹介します。
- メインのキーワードを決める
- サジェスト(関連)キーワードを調べる
- キーワードの需要(ボリューム)を確認する
- キーワードの検索意図を確認する
- キーワードの競合性をチェック
順番に説明するので、一緒にやってみてください。
メインのキーワードを決める
まずはメインとなるキーワードを決めましょう。
メインのキーワードとは、その記事で一番伝えたいテーマを表す重要な言葉のことです。
たとえば当サイトの場合、
ブログのことを発信しているので、メインキーワードは「ブログ」となります。
メインのキーワードは記事の軸になります。これをしっかり決めることで、
記事の方向性が固まり、読者に届きやすいコンテンツを作れるようになります。
サジェスト(関連)キーワードを調べる
次にサジェスト(関連)キーワードを確認します。
サジェストとは、下記の画像のような
検索エンジンの入力欄にキーワードを入力した際に自動的に表示される「関連する候補」のことです。
「サジェストに表示される=みんなが検索しているキーワード」なので、
サジェスト(関連)キーワードは検索需要があるキーワードということになります。
検索需要を調べるには、実際に検索してサジェストを確認するのも良いですが、
表示される数が限られるため効率的ではありません。
また自力で考えるにも限度があるので、
そこで、キーワード検索ツール「ラッコキーワード」を使うのがおすすめです。
ラッコキーワードへアクセスし、
上の画像のように検索バーにキーワードを入力します。
そうすると、
上記の画像のような感じでサジェスト(関連)キーワードを出す事ができます。
画像では途中で切れていますが、もっと下にバアッーとキーワードが出てきます。
無料で使えるの是非活用してみてください。
今回はツールを使ったキーワード選定の方法を紹介しますが、
思いつきでキーワードを探すもの全然ありです。
「どんな読者をターゲットとするか」、「どんなキーワードで記事を書くべきか」などを
自分で思考してみることも非常に大切です。
ただツールを使った方法の方が、簡単かつ誰でもできるので、
慣れないうちはツールを使った方法でOKです。
キーワードの需要(ボリューム)を確認する
次は、「キーワードの検索ボリューム」を確認します。
検索ボリュームとは、検索エンジンで検索された月間検索数です。
検索ボリュームを調べる意味は、実際にどれくらい検索されているのか知るためです。
検索ボリュームの多い・少ないでは、以下のような特徴があります。
- 検索ボリュームが多い=需要が多いキーワードで競合も強く上位表示が難しい
- 検索ボリュームが少ない=需要が少ないキーワードで競争は弱く上位表示が易しい
具体的な調べ方として
Googleが無料で提供している「キーワードプランナー」を使用します。
キーワードプランナーにアクセスし、
「キーワードプランナーを使ってみる」→「検索ボリュームと予測データを確認する」を
順番にクリックし、キーワードを検索すると、
上記のようにキーワードの検索ボリュームをざっくり確認する事ができます。
この確認方法は「Google広告」というツールの一部機能なので、
ここまでしか検索できませんが、Google広告に出稿すると
もっと具体的に検索ボリュームを確認することができます。
無料版での利用で全然問題ないですよ。
そして先ほど紹介した「ラッコキーワード」の有料プランでも具体的な検索数を取得することができます。
サジェストキーワードと月間検索数の確認だけなら440円/月で使えますし、
フル機能の利用も990円/月で利用できるので、「ラッコキーワード」の有料プランもおすすめです。
ここまで検索ボリュームの確認方法を解説してきましたが、
検索ボリュームの数字はあくまで目安と認識しておいてください。
検索ボリュームが0のキーワードで記事を書いたら、
「ちょこちょこアクセスがある」あるなんてことも全然あります。
「じゃあ結局どれくらいの検索ボリュームのキーワードを狙えばいいのか?」
という疑問が出てくると思うので、あくまでわたしの感覚でお伝えしておくと、
初心者が狙う検索ボリュームは、だいたい100~1000くらいが目安かなーと思います。
ブログを収益化するためや読者に必要な情報なら
ボリュームが大きくても記事を書いていきましょう。
スモール(ロングテール)キーワードに絞り込む
検索ボリュームを確認したキーワードの中からスモール(ロングテール)キーワードを抜き取っていきましょう。
スモール(ロングテール)キーワードとは、
検索ボリュームがだいたい100~1000程度の2語から3語で成る複合的なキーワードのことです。
「ブログ 始め方」や「ブログ 始め方 Wordpress」みたいなキーワードのことですね。
スモール(ロングテール)キーワードに絞り込む理由は以下の2点です。
- 競合が少ないキーワードが多く、比較的上位表示しやすい
- 検索意図が明確で購入・成約につながりやすい
ブログを始めたばかりだと、競合が強いキーワードで上位表示するのは難しいです。
なので競合が少ないスモール(ロングテール)キーワードで上位表示をさせて、
サイトへのアクセスを増やしていくのが、個人ブロガーの基本戦略となります。
ひたすらスモール(ロングテール)キーワードだけを狙って
記事を量産していくでもOKです!
キーワードの検索意図を確認する
ある程度キーワードの候補を確認できたところで、
次はそれぞれのキーワードの検索意図を具体的に確認してきます。
検索意図をしっかり考えないと、
読者が「何を知りたいのか」「どんな情報を探しているのか」が分からず
読者の期待に応えられない需要の無い記事になってしまいます。
検索意図を確認する方法はシンプルで
「実際に検索してみて以下のポイントを見る」
これだけです。
- 実際に検索してみる
キーワードを検索エンジンに入力して、上位に表示される記事を見てみましょう。
どんな情報が多いのかをチェックすると、読者が求めているものが分かります。 - 検索結果の種類を見る
上位に商品ページが多いのか、ブログ記事が多いのか、それともQ&Aサイトが多いのかを確認します。
これで「購入したいのか」「詳しく知りたいのか」など、検索する人の目的が見えてきます。
読者が「知りたかったことが分かった!」と思える記事を書くためには、
検索意図をしっかり理解することが欠かせません。
これを意識するだけで、読まれるブログになり、
読者の満足度を上げる事でGoogleからも評価される記事となります。
キーワード選定をする際は、
「このキーワードの検索意図はなんだろう?」と
毎回考えるようにしましょう。
キーワードの競合性をチェック
ここまで絞り込んできたキーワードの競合性を確認していきます。
実際に検索してみて、検索結果を見ると、競合が強いか弱いかだいたいわかります。
以下のようなサイトが上位表示を独占している場合、個人ブログの上位表示は正直厳しいです。
- 大手メディア
- 有名な企業のサイト
- 国や地方自治体のサイト
逆に以下のようなサイトが上位表示されている場合、
初心者でも検索上位を狙えるチャンスがあります。
- ヤフー知恵袋
- 個人ブログや無料ブログなどの日記
- 情報が古い記事
- 検索意図が全く満たせていない記事
競合が弱いキーワードで記事を書いていくことが、
初心者ブロガーの基本的な攻め方にはなりますが、
「競合が強い記事は全部書かないほうがいい」ということでもありません。
直接、収益につながる記事など、むしろ競合が強いキーワードでも
読者や自分にとって必要不可欠な内容ならば、競合の強さに関係なく記事を書くべきだと思います。
読者のために情報を提供することが
最終的にブログの発展・収益増加につながります。
競合が強いキーワードで記事を書いても検索からのアクセスは見込めないことも多いです。
このような場合、他の記事内に関連記事として内部リンクを貼って
読者を誘導すればアクセスを増やすこともできます。
キーワードの種類も理解しておこう
ここではキーワードの種類についても簡単に説明しておきます。
必須の知識ではないですが、これを理解しておくとキーワード選定の理解度が
より上がると思いますので、是非チェックしてみてください。
- ビッグ・ミドル・スモール(ロングテール) キーワード
- Buyクエリ・Knowクエリ
- スモール(ロングテール)キーワード+CVキーワードを攻めよう
ビッグ・ミドル・スモール(ロングテール) キーワード
キーワードには、検索ボリューム(どれだけ検索されているか)によって3つの種類があります。
- ビッグキーワード:
検索ボリュームが多い(例:ブログ)。
競合が非常に多く、初心者には難易度が高いです。 - ミドルキーワード:
ビッグキーワードより少し具体的なもの(例:ブログ 始め方)。
競合はやや少なくなりますが、それでもまだ難易度は高め。 - スモール(ロングテール)キーワード:
さらに具体的で、検索ボリュームが少ないもの(例:ブログ 始め方 初心者)。
競合が少ないため、初心者でも狙いやすいです。
※キーワードはあくまで例です。
先ほどもお伝えしたようにブログを始めたばかりだと、競合が強いキーワードで上位表示するのは難しいです。
なのでまずは競合が少ないスモール(ロングテール)キーワードで上位表示をさせて、
サイトへのアクセスを増やしていきましょう。
スモール(ロングテール)キーワードで上位表示をさせて、
競合が強くて上位表示できない記事へ誘導することが大切です!
Buyクエリ・Knowクエリ
検索意図によってもキーワードは分類できます。
- Buyクエリ:
「購入したい」という意図があるキーワード(例:ブログ 有料テーマ おすすめ)。
商品やサービスを売りたい場合に狙うべきキーワードです。 - Knowクエリ:
「知りたい」という意図があるキーワード(例:ブログ 初心者 SEO)。
知識を提供する記事を作る際に役立ちます。
※キーワードはあくまで例です。
Buyクエリは「購入したい」という意図があるキーワードなのでCVしやすいです。
つまり競争が激しいです。
なので、初心者はまずKnowクエリを中心に狙い、役立つ情報を提供する記事を作るところから始めましょう。
スモール(ロングテール)キーワード+CVキーワードを攻めよう
収益を上げるためには、CVできる記事を書く必要がありますが、
CVキーワードは前述したように基本的に競合が強く、上位表示が難しいです。
かと言って、スモール(ロングテール)キーワードを狙った
Knowクエリ系の記事ばかり書いていても収益を上がりません。
なので、両方書いていくことがとても大切です。
スモール(ロングテール)キーワードで上位表示をさせて、内部リンクでCVキーワードへ誘導する
初心者のうちはこれをひたすらに狙っていきましょう。
スモール(ロングテール)キーワードとCVキーワードの割合は、
あくまでわたしの体感ですが、
10:1くらいあればいいかと思います
キーワード選定の注意点
間違ったキーワード選定をすると、
せっかく書いた記事が読まれなかったり、競合に埋もれてしまう可能性があります。
ここでは、キーワード選定時に注意すべきポイントを3つ解説します。
- 検索数0、検索数が多い、キーワードは避ける
- 1記事1キーワードで書く
- YMYL領域は避ける
検索数0、競合が強い、キーワードは避ける
以下の2点に当てはまるキーワードはおすすめしません。
- 検索数が0に近いキーワード:
そもそもそのキーワードを検索する読者がいない可能性が高い - 検索数が多すぎるキーワード:
競合が強く初心者が上位表示を狙うのは難しい。
適度に検索ボリュームがありつつも、
競合が少ないスモールキーワードを狙うのがポイントです。
あくまでわたしの感覚ですが、
個人ブログでは、100〜1000くらいの検索ボリュームのキーワードを狙うことが多いかなという印象です。
1記事1キーワードで書く
必ず1記事1キーワードで記事を書くようにしましょう。
例えば、「WordPressの始め方」と「無料ブログの始め方」という2つのテーマを1つの記事で説明したとします。
「WordPressの始め方」を知りたい読者にとって「無料ブログの始め方」は求めていません。
1つの記事に複数のキーワードを詰め込むと、
記事の内容がぼやけてしまい、読者にも検索エンジンにも伝わりにくい記事になります。
キーワードを1つ決め、それに沿った内容を徹底的に掘り下げることで、検索意図に沿った質の高い記事が作れます。
同じ記事内で別の情報も伝えたい場合は、
内部リンクを活用しましょう。
YMYL領域は避ける
YMYLとは、「Your Money Your Life」の略で
お金や健康、法律など人生に大きく影響を与えるジャンルを指します。
たとえばこのようなジャンルです。
- 健康・医療・薬
- 投資・不動産
- 法律関連etc
これらのジャンルはGoogleの審査が厳しく、
権威性、専門性があり、情報の信頼性が高い公共団体や法人などのサイトが上位表示されるので、
個人ブログでの上位表示はめっちゃ難しいです。
こういったキーワードは避けるのが無難でしょう。
YMYL領域で間違った情報を上位表示して、
大きな問題が起こった場合、Googleの評価も落ちてしまうので、
より信頼性が高い情報を上位表示するということですね。
まとめ:キーワード選定を忘れずに!ブログ成功の第一歩
キーワード選定は、ブログで成果を出すための最初のステップであり、かつ最も重要な作業のひとつです。
適切なキーワードを選ぶことで、次のようなメリットが得られます。
- ターゲットに刺さる記事を作れる:
読者の検索意図に沿った内容を書くことで、読者のニーズに応える記事になります。 - 検索エンジンで評価されやすくなる:
キーワードを意識した記事は、検索結果の上位に表示されやすくなります。
キーワード選定をせずに記事を書いてしまうと、記事の方向性がブレやすくなります。
誰にも読まれない内容になりかねません。
そうならないためにも、キーワード選定は必須のステップです。
そして、初心者は競合が少ないスモール(ロングテール)キーワードを狙いましょう。
具体的には、以下のように選ぶと良いと思います。
- 「ブログ」:
→検索ボリュームが大きすぎて競合が強い
- 「ブログ 初心者 始め方」:
→検索意図が明確で、競合が少ない
※キーワードはあくまで例です。
このように、狙う範囲を絞ることで、
記事が読まれる可能性がぐっと高まります。
キーワード選定は、最初は少し難しいかもしれません。
しかし、慣れてくるとコツが掴めてスムーズにできるようになります。
記事作成する上で重要な工程なのて、焦らず1つひとつ確実に取り組んでいきましょう!
キーワード選定ができるようなったら次はSEOを意識してみましょう。
詳しくは以下の記事で解説しています。
ブログ開設がこれからという方は、この記事が参考になると思います。